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2017.1.28 11日目 年間プロモーションのまとめ&醸造見学。

プロジェクト11日目。

前日から盛り上がりました♪

2017年1月28日(土)晴れ。今年初のまちいく。雪が降ると車で行けなくなってしまうので、今回は前日入りしました。いち柳ホテルに泊まり、 みんなで新年会をしました! 東京から来て、こんな風に富士川町で地元の人たちとお酒を交わせるなんて本当に幸せです♪ 途中、富士川町の町長さんとお会いできて、またまた気合が入りました!

なんと!まちいくとだプロジェクトのお酒(試作)を味見です!

まちいくふじかわのプロジェクトメンバーで、まちいくとだの発起人でもある鈴木さんが、まちいくとだでつくっているお酒の試作を持ってきて、みんなで味見をしました♪ 「青空の下、BBQでカンパイを!」 というだけあり、スッキリ飲みやすい日本酒でした。出来上がりがたのしみですね♪

まちいく11日目の朝を迎えました★

今回も道の駅に集合です。 展望台からの景色が今日もキすばらしい!さて、 今回のプレゼンは「年間プロモーション」 のまとめ。県内・地元チームと、県外・東京チームとに分かれて、来月から1年間どんなことができるのかをまとめました。 本菱は「富士川町のお酒」であり、 「縁のお酒である」ということを再確認できました。

県内チーム、県外チームに分かれて、プロモーション施策を検討!

地元の方々との繋がりを東京でも販路として考える。ラベルの色に意味を持たせる。プロジェクトだけではなく、このメンバーで株式会社本菱を作る。Webの施策で本菱を広めていく。3チームそれぞれの個性にあふれたプレゼンテーションでした。

醸造見学を前に、いろいろ思い出しました。

みんなと出会った2016年3月。 初めて来た萬屋醸造店で、酒粕を中込社長に見せてもらいながら、蔵の中を見学したことを思い出しました。あれから10ヶ月。早いですね。 で、右の写真のリュックを背負っている人「リッキー」は、ちょうど去年、この見学スタイルで滑って危ない思いをした人です。でも、そのお陰で一気にみんなが打ち解けられました♪ いい思い出です♪この日は、転ばないようにドキドキしていたようでした。笑

待ちに待った醸造工程の見学!

萬屋醸造店 工場長の阿竹さんに、蔵と酒造りの説明をしてもらいました。 日本酒用の精米機を使って小さな粒をさらに心白を残し割れないように削っていきます。削り取られた部分は赤糠(あかぬか)、中糠(なかぬか)、白糠(しろぬか)、そして胚芽に分けられ、これらは他の食品工業の原料や飼料として利用されるそうです。

酒造りの一連の流れを教わりました。

〈洗米〉

水洗いして、表面の糠やゴミなどを取り除きます。

〈浸漬〉

洗米後は白米をただちに浸漬タンクに移して、新しい水を加え、水に漬けて吸水させます。

〈水切り〉

一定時間浸漬した後、浸漬タンクから水を排出。

〈蒸きょう〉

水分を含んだ白米を蒸気で蒸す操作。

〈放冷〉

麹用、酒母用、掛米用と、それぞれの使用目的に応じた温度にまで冷まされます。

〈麹〉

麹はカビの一種である黄麹菌を蒸米の表面から中心部分へと繁殖させたもの。その中で重要なデンプン分解酵素であるアミラーゼは、米のデンプンを分解しブドウ糖に変える働きを持ち、そのブドウ糖を清酒酵母が利用してアルコール発酵を行います。

〈酒母〉

酒造りにおいて、健全かつ順調にアルコール発酵を行わせるためには、無数の純粋な清酒酵母と、酒造りの初期に雑菌の繁殖を抑えることのできる多量の乳酸が必要です。 その目的のために酒母が造られます。

〈醪(もろみ)〉

清酒の醪仕込は三段仕込といって、酒母に麹、蒸米、宮水を「添」「仲」「留」の3回に分けて仕込みます。

〈上槽 / 滓引(おりびき) / 濾過 / 火入れ〉

熟成醪は圧搾機に入れて液体部分(新酒)と固形部分(酒粕)に分離。その後不溶性のタンパク質、デンプン等を沈殿させて滓引きを行います。滓を取り去って清澄した酒は 濾過した後、殺菌と残存酵素を破壊するため、約65℃で火入れされ、熟成のためタンク内で眠りにつきます。

ついに・・・本菱を試飲!

酒造りの勉強をした後は、「本菱」の試飲!発起人の深澤が、まず初めに一口。 感極まる瞬間です。 みんながカメラを向けながら「お味は?」と聞くと、「うまい!」。号令のようなその言葉を聞くと、みんな続々と試飲がはじまりました。「うまい!」「飲みやすい!」「これが本菱か!」感動で同じことを何度も言ってました♪笑

協会酵母1901を使用した「本菱」。

試飲のあとは、杜氏の田中さんのお話を聞きました。本菱のターゲットや味を考えて、 2014年に協会が開発した最新の酵母「尿素非生産性1901号(KArg1901)」を使用したとのこと。酸も高く味の幅があって、香りとのバランスのよい酒ができるそうです。まさに復活の本菱にぴったりのピカピカ酵母。 取り扱いもなかなか難しいのだそうです。 酵母すら愛くるしい本菱です。笑

東京へ帰っても、本菱を想ってます。

現地で学んだ様々なお酒の知識や富士川町の方々の想いをしっかり形として届けたい。まちいくの集まり以外でも、みんなで集合して夜な夜な話し合いをしています。話し合いのあとは・・・ お酒を酌み交わし、また結束を強める日々。 次回まちいくまでに、もっともっと考えなくては!

まちいくプロジェクトレポーター:にしおまきこ(マッキー)

茨城県の田舎町生まれ。普通科の高校に進み、獨協大学に進学するが、 物足りなさを感じデザイナーの道へ。現在飲食店のメニューデザイナーをしながら、いつか茨城も!と企みながら、まちいくを通してさまざまなことを勉強中です。お酒を愛する元気で感動屋さんなわたしが、 これから一年、メンバーの楽しい笑顔と真剣な眼差しを楽しくしっかりお伝えしたいと思います!「マッキーおいしいレポ」もお楽しみにっ!!

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